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2014年1月30日 (木)

ドライアドDryad

●ギリシア神話の乙女
ドライアドは、ギリシア・ローマ神話に登場する樹の妖精(ニンフ)です。「ドライアド」「ハマドリアド」とも言い、樹の中に住んでいます。彼女らの名前はギリシア語の「樫の木」を意味する「ドリュスdrys」に由来し、樹に害をなす者を許しません。

ギリシア神話では狩猟の女神アルテミスの侍女とされており、ドライアドを見ると不運になるという言い伝えもあります。基本的に不老で、年を取ることがありません。
有名なドライアドには、英雄オルフェウスの妻となったエウリュディケ、アポロンの求愛を逃れるべく月桂樹に変身したダフネなどがいます。


●ドライアドの伝承
ギリシア神話の中には、樹を切り倒そうとした人びとを止める男の話が出てきます。
ドライアドは助けてくれたお礼に何か欲しいかと聞きますと、男は自分の恋人になってほしいと言います。男は美男子で力もあったので、ドライアドは了承しました。
そこまでならいいのですが、ある時、男が将棋に熱中してドライアドとのデートの約束をすっぽかしてしまったので、怒ったドライアドは、蜜蜂をけしかけて彼の両眼を潰してしまいます。蜜蜂は木のうろに巣を作るので、彼女の命令を聞くのです。

また、あやまって自分の蜜蜂を全滅させた男が、ドライアドを探す話もあります。


●ドライアドの弱点
ドライアドには二つの弱点があります。ひとつは、自分の住む樹が枯れたり、倒されたりすると、彼女たちも死んでしまうこと、もうひとつは、自分の住んでいる樹からあまり離れることができないことです。

彼女たちは二枚目に弱く、自分たちの好みの男性を樹の中に取り込んで、生ある限り樹の中で一緒に暮らそうとしますが、もしそういう目に遭いそうになった時には、彼女たちの支配する樹から一目散に逃げると良いとされています。



●亜種・別名など
ドライアード/ドリュデス/ドリュアデス/ハマドリュデス/ハマドリアド

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