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2014年7月 2日 (水)

黙示録の怪物Apocalypse Beast

●黙示録の怪物
黙示録の怪物(アポカリプス・ビースト)は、その名の通り新約聖書の「ヨハネの黙示録」に登場する怪物です。
頭が7つ、角が10本あり、その角にそれぞれ冠のようなものをかぶっています。冠のようなものには、神を穢(けが)す名が刻まれており、「ヨハネの黙示録」第13章のほとんどがこの怪物の描写に充てられています。

聖書の記述に従えば、この怪物はヒョウに似ており、足は熊、口はライオンのようだと言います。
尾の一振りで全天の3分の1の星をなぎ払う力を持っており、仲間の怪物とともにキリスト教徒を苦しめました。
一度はその頭に致命傷になるほどの傷を負いましたが、たちまち治ってしまったので、「不死」の象徴と考えられることもありました。


●怪物=ローマ皇帝?
この怪物は、古代ローマ帝国を象徴し、頭に冠をかぶっているのは、その皇帝である証拠、頭が7つあるのは、キリスト教徒を苦しめた皇帝が主に7人いたからだとされています。

黙示録のヨハネは、怪物の数字が「666」と述べており、この数字は後のホラー映画でよく知られるようになりましたが、もともとは、キリスト教徒を最も激しく攻撃した皇帝ネロを指し示す数字であると言われています(ネロのローマ文字を分解すると666になる)。

この怪物は、最後には大天使ミカエルとの戦いに敗れ、キリスト再臨の1000年間、地下の地獄に繋ぎ止められます。
それまでの1000年間、地上はキリストが支配しますが、1000年後に再び解き放たれ、戦いが始まります。そして、その結果、怪物は火と硫黄の池に投げ込まれ、キリスト側が最終的な勝利を収めるのだそうです。

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