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2014年7月 2日 (水)

バラムBalam

●地獄の大王
バラム(バラン)は地獄の大王です。ソロモン72将のひとりであり、偽エノク書にもその名前が記載されています。

牡牛と人間と牡羊の三つの頭を持ち、尻尾は蛇でその瞳は火を放ち、猛々しい熊にまたがってタゲリ(猛禽類、オオタカの仲間)を拳にとまらせるといった禍々しい姿で現れ、人びとを恐怖のどん底へ陥れます。
その声はしわがれて荒々しく、過去・現在・未来のすべてに通暁(つうぎょう)しています。

つかさどるものは「いさかい」「威嚇」「苦闘」「小勝利」などであり、人間に隠身の術を教え、またその知能を高めてくれます。


●ヤハウェのライバル
悪魔は、その姿が恐ろしいほど、よりその前身が神に近くなると言われています。バラムもそのひとりであり、もともとはユーフラテス川流域で信じられていた遊牧神でした。
しかし、セム人(古代アラブ人)との闘争に負けて、悪魔の地位へと貶められたのだと言います。

旧約聖書の「民数記」には、バラムを崇拝する、その名もバラムという人物が現れ、ヤハウェに挑戦し、怖い目に遭わされてすごすごと引き下がるシーンが描かれています。
彼は、ヤハウェに降参したあかしとして牛と羊を捧げますが、それでも許されることなく、結局イスラエル人の剣にかかって殺されてしまいました。



●亜種・別名など
バラン

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