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2014年7月 3日 (木)

カプリコーンCapricorn

●アイギパンの変身した姿
カプリコーンは上半身が山羊、下半身が魚のキマイラ(複合動物)です。

ギリシア神話に登場し、そこではテュポンに追いかけられたアイギパンが、水中(ナイル川)へ逃れるために変身した姿とされています。それを、ゼウスが天空にあげて、山羊座としました。占星術では十二宮の第10箇目に当たり、「魔蝎宮(まかつきゅう)」、すなわちカプリコルヌスの名で呼ばれます。

カプリコーンという名前は、山羊を意味するラテン語Caperと、角を意味するラテン語Cornuが合わさったものだと言われています。


●カプリコーンのバリエーション
基本的な形は上半身が山羊で、下半身が魚ですが、しばしば雄山羊の頭部と蛇の尾を持って描かれることがあるようです。どちらの場合も象徴的な意味は変わりません。

また、魚の尾を持っている場合でも、ぐるりと蛇のようにとぐろを巻いていることが多く、それが極端になると、巻き貝から山羊の上半身を出した格好で描かれることもあるようです。中世の本には、しばしばこうした巻き貝タイプが登場しています。


●カプリコーンの象徴するもの
カプリコーンは、しばしば山羊(山)と魚(海)の複合体ということから、ものごとの二元性を表すことがあります。
また、二重人格、二重の性格(因襲的ではあるが、社交的でもある、など)を象徴する場合もあるようです。

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