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2014年7月 5日 (土)

カラス天狗Karasu-Tengu

●中世主流の天狗
今は天狗と言えば、赤顔鼻高の天狗が主流ですが、かつては猛禽類の貌をした種が主流とされたこともありました。

「カラス天狗」はその猛禽類系の天狗につけられた名前です。「カラス」の名の通り、上から下まで真っ黒な身体をしていますが、その顔はどちらかと言えばトンビかオオワシのようであると言います。

近代の民俗資料にも、「カラス天狗に会った」という資料がいくつか散見され、たとえば、愛媛県の西条では、子供を連れて石鎚山に入ったら、ちょっと目を離した隙に子供をカラス天狗にさらわれたという話が残っています。
さんざん探してみても行方が分からず、家に戻ってみると、何と子供が先に帰っている。
聞けば、山頂付近で小便をしていたら、真っ黒い男が出てきて「こんなところで小便をしてはいけないよ。おじさんが家まで送ってあげるから、目をつぶっておいで」と優しく言われ、気がつけば家の裏庭に立っていた……という話です。



●亜種・別名など
天狗

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