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2014年7月 5日 (土)

リンドヴルムLindwurm

●北欧のドラゴン
リンドヴルムはリンドオルムとも呼ばれる、ドラゴンもしくはワーム(長虫)の一種です。
その伝承はドイツだけではなく、スウェーデンやスカンジナビア北部まで広がっており、中世には「雄々しさ」「猛々しさ」を表す紋章のモチーフのひとつとして使用されました。

長く尖ったワニのような口には鋭い牙が並び、背部にはコウモリのような大きな羽が生え、尾の先端は鏃(やじり)のように鋭く尖っています。
その一方で、「ハマル年代記」では、頭は馬に似て、たてがみを持ち、燃える石炭のような赤い目を持つ巨大な蛇と記述されています。

いずれにしても、大蛇という点では共通しており、中世には空駆けるドラゴンとして、しばしば稲妻や流星と結びつけて考えられました。

その一方で、この怪物を巨大な海蛇の一種として認識する向きもあり、19世紀後半には、リンドヴルムらしき海蛇の目撃例がいくつも報告されています。



●亜種・別名など
リンドオルム

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