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2014年7月 6日 (日)

ピュトンPython

●デルフォイの番人
ピュトンはギリシア・ローマ神話に登場する大蛇です。神託で有名なデルフォイの泥から生まれたとされ、大変に大きく、神託所のある場所をすっぽりとぐろで巻いていたとされています。
アポロンがピュトンを殺し、我がものとするまでは、ピュトンが神託をつかさどり、人間にそれを与えていました。


●アポロンとピュトン
ピュトンは神託により、レトの子によって殺されるであろうという予言を得ていました。そのため、レトがゼウスによって孕まされた時、彼女を殺そうと謀っていたと言います。

しかし、ヘラがレトに対し「太陽の下で産むことあたわず」と言った時、ゼウスはポセイドンに頼んで、デロス島を海の水で完全に囲んでもらい、その中でレトは子供を産んだため、見つけることができませんでした。

果たして、産んだ子供のひとりアポロンは、予言通り、生まれて3日目でピュトンを射て、大地の裂け目に投げ込んで殺し、デルフォイの地を手に入れるに至りました。
デルフォイで巫女たちがトランス状態に陥るのは、ピュトンの死体から立ち上るガスによって起こるものだとされています。


●ピュティア祭
アポロンはピュトンを殺した後、その灰を石棺に収め、ピュトンのために葬礼競技ピュティア祭を催しました。
これは、器楽、詩、激、朗誦と運動競技、馬の競技を行うもので、古くは8年ごと、紀元前582年からは4年ごとに行われました。勝者にはメダルならぬ月桂樹の冠が与えられたと言います。



●亜種・別名など
ピュートーン

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