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2014年7月 6日 (日)

砂かけ婆Sunakake-Babaa

●砂をかける妖怪
砂かけ婆(すなかけばばあ)とは、奈良県や兵庫県に出没すると言われている、砂をかける妖怪です。全国単位ではない、地方の妖怪ではありますが、「ゲゲゲの鬼太郎」のレギュラーとして出るようになり、その知名度は高いのではないでしょうか。

人気のない寂しい森や、神社の傍らを通る時、砂をぱらぱらと振りかけるものがあります。「誰だ」と怒って砂のかかった方向を見ると、そこには誰もいません。兵庫県などでは、これは目に見えない老婆のしわざとして、「砂かけ婆」の名を与えました。

一説には、この正体は狸(たぬき)だと言われていて、今津(現在の兵庫県西宮市今津)のとある家では、狸が松の木に登り、晩にその下を通る者へ砂をかけていたそうです。この砂は実在の砂ではなく、音だけという説もあります。


●他地方の砂かけ妖怪
砂をかける妖怪の話は全国各地に残っていて、おおむね狸のしわざとされています。徳島県板野郡ではスナフラシ(砂降らし)といい、砂をかけて方向感覚をなくさせ、川や水辺に人を誘導させて落とします。

そういった例を除けば、わりあい人畜無害で、あくまでも砂を頭の上から降らされるだけで済みます。

変わったものとしては、「砂かけ地蔵」というものがあって、この地蔵の前を通ると必ず砂がかけられると言うことです。
なお、狸の代わりに狐や猿、イタチを充てるパターンもあります。



●亜種・別名など
砂降らし/砂まき鼬(いたち)/砂まき狐/砂まき猿/砂まき地蔵/砂まき狸

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