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2014年7月 6日 (日)

トリトンTriton

●半人半魚の神
トリトンは、ギリシア神話に登場する神の名前です。古くは単独の神でしたが、後年マーマン(マーメイドの男性版)のような種族と考えられました。

彼は海神ポセイドンとその妻アムピトリテの間に生まれた子供で、半人半魚の姿をしていると考えられています。

海のニンフであるネレイスの護衛と、海の神々に侍して先導をつかさどる従者としての役割を持ち、常に法螺貝(ほらがい)の笛を持っているとされました。
この笛は不思議な力を持っており、海流の流れを変えたり、大波を起こしたり、また荒れた海を鎮めたりします。
ギリシア中を襲った大洪水のあと、デウカリオンの夫婦のみが助かったとされていますが、それはトリトンが法螺貝を吹いて水を引かせたからだと言います。

のちに法螺貝はトリトンのシンボルと考えられるようになりました。


●博物誌のトリトン
古代ローマの著述家プリニウスは、「博物誌」の中でトリトンに言及しています。

それによれば、とある使節団が、ローマの第二代皇帝ティベリウスに、とある洞窟でトリトンを目撃したという報告を行ったというのです。
その姿は、神話にある姿とそっくりで、法螺貝を吹いていて、その音を聴いたとも証言しています。



●亜種・別名など
トリートーン

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